アロマテラピー ブログ㉞【精油:ブラックペッパー】| 東京都練馬区 太陽堂

FROM 田中
練馬区 平和台の治療院より、、

 

こんにちは。

水曜日に配信してきたアロマテラピーブログも、

気付けば30回を越えました。

これまでさまざまな精油をご紹介してきましたが、

お気に入りは見つかりましたか?

 

深いリラックスをもたらす華やかなラベンダー

心身のバランスを整えるネロリ

頑なな心を解放したいなら甘い香りのイランイラン───。

その多くは心と体をやさしくケアし、

私達に安息をもたらしてくれるものでした。

 

今回は、そんな「癒し」のイメージとはちょっと性格が異なる、刺激的な精油のお話です。

 

第34回の精油はブラックペッパー

 

アロマテラピーのイメージを打破する、

刺激的な香りとその効果。

ここぞというときに使いたい、アツい精油ですよ♪

 

【ブラックペッパー:基本データ】

学名: Piper nigrum
科目: コショウ科コショウ属/ツル性低木
産地: インド、スリランカ、マダガスカル、マレーシアなど
抽出法・部位: 水蒸気蒸留法・果実(未完熟状態で収穫し乾燥させたもの)
作用: 引赤作用、緩下作用、強メ士作用、駆風作用、解熱作用、健胃作用、

刺激作用、消化促進作用、消毒作用、制吐作用、鎮けい作用、鎮痛作用、利尿作用

成分: 【モノテルペン炭化水素類】β-カリオフィレン、リモネン、α-ピネン、

δ-3-カレン、コパエン、α-フェランドレン

使用上の注意: 皮膚刺激や腎臓への刺激があるので、使用量に注意し、

あまり頻繁に使い過ぎないように気を付けること。

妊娠初期は使用を避ける。

香り: 【スパイス系】強く、スパイシーな香り
相性の良い精油: 【柑橘系】レモン、ベルガモット、グレープフルーツ

【樹脂系】フランキンセンス

 

【芳香の特徴】

ブラックペッパー(黒コショウ)は、

言うまでもなく世界中で最もポピュラーな香辛料のひとつ

アロマテラピーやフレグランスに

『胡椒(コショウ)』を用いると聞いて、

驚かれる方もいらっしゃるかもしれません。

 

気になる精油の香りですが、

まず目立つのは、

やはりエッジの効いたスパイシーな要素

そのあとに土のようなあたたかみのある香りが追いかけます。

コショウ独特の辛みの成分である「ぺパリン」は、

水蒸気では蒸留されないため、

精油からヒリヒリとした辛みを感じることはほとんどありません。

嗅覚に鋭い人ならば、

ほのかに種子の瑞々しさも感じられるでしょう。

 

香辛料のコショウを直接嗅ぐのとは違い、

精油には植物を思わせるような香りの要素が含まれるので、

意外と嗅ぎやすいと思われる方も多いはずです。

 

(精油を嗅いでもくしゃみは出ませんのでご安心くださいね)

 

【ブラックペッパーに秘められたチカラ】

ブラックペッパーと人類の関わりは古く、

そして、大変深いものです。

原産地のインドでは、

古代から主要な輸出品として大切にされました。

アラブ商人の手によって西洋へ輸出されると、

各地で様々な料理に用いられるようになりました。

ブラックペッパーの持つ抗菌・防腐作用は、

冷蔵技術が未発達であった中世ヨーロッパにおいて

料理に欠くことのできないものであり、

大航海時代の目的のひとつが

胡椒であったという見方もあるほど、

極めて珍重されました。

その取引においては金や銀と同重量で

交換されたかのような表現もされるほど

高値であったといいます。

 

西洋史を動かしたブラックペッパーですが、

インドを通じて中国に渡り、

日本にも8世紀頃に伝来しています。

東アジアではその薬効を期待して

漢方医学・薬膳に長く用いられることとなりました。

 

古い中医学の文献には、

生薬としてのブラックペッパー(胡椒)の効能を次のように述べています。

「味辛,大温,无毒。主下气,温中,去痰,除脏腑中风冷。生西戎,形如鼠李子。调食用之,味甚辛美,而芳香不及蜀椒。」
(味が辛で大温,無毒である。気を下し,中を温め,痰を去り,臓腑中の風冷を除く。西戎という場所に生じ,形は鼠李子のようである。食を調えるのにこれを用い、辛味がつよいが、蜀椒には及ばない。)

体内を温める作用が強く、

気の巡りを整え、

痰を取り除き、

冷えによる内臓の不調に効果があることが書かれており、

この頃から食を整えるために用いられてきたことが分かります。

 

このようなブラックペッパーの薬効は、

実は香りを用いたアロマテラピーによっても

同じように得ることができると言われています。

体の奥に火を付けてくれるような、

刺激的な香りのブラックペッパー。

体の各所を強壮・刺激する効果に大変優れています。

 

【各所への具体的効能】


❶消化器への効果


上記の中医学の古典の中にもあったように、

ブラックペッパーには胃腸を刺激して

食に対する意識にはたらきかける作用があります。

体を中から温めて、

唾液の出が良くなることで、食欲が亢

胃腸の蠕動運動を促進させ、

便秘・消化不良・胃弱・消化機能低下といった

お腹の症状の改善に役立ちます。

 


❷循環器・泌尿器への効果


ブラックペッパーには

毒素排出作用があると考えられ、

体の循環が滞っていることに起因する

体の重さ、倦怠感、疲労感などの改善が期待されています。

体全体の循環が良くなり代謝が整うことから、

セルライトやむくみ、肥満防止にも

役立つとされています。

 


❸呼吸器への効果


ブラックペッパーの加温作用は、

呼吸器系の不調の改善にも役立ちます。

風邪の引きはじめに用いることで治りが早くなったり、

痰を取り去る効果があるとされ、

また喉周囲の血行が良くなることで、

喉の痛みを和らげることもできます。

強い殺菌効果は、

風邪やインフルエンザの予防にも有効です。

 


❹運動器への効果


抹消血管を拡張させ、

局所的に血流を増やす作用があるため、

筋肉痛や肩こり、

関節トラブルの緩和が期待できます。

スポーツ前の怪我予防として、

筋肉のトリートメントに応用することができます。

 


❺メンタルへの効果


気弱になった心を強化させ、

自信を与えてくれると言われています。

持っていたはずのやる気に蓋をしてしまっている時や、

ものごとに対して無感動になったり、

冷淡になっている時などに

ブラックペパーの香りを嗅ぐと、

もとある情熱を呼び起こし

再び活力を湧かせてくれるとされています。

 

【まとめ】

『活性すること』

『強化すること』

『刺激すること』

『体を中から温めること』───。

ブラックペッパーの作用は、

多くの方がイメージする

受動的で穏やかなアロマの作用とは異なり、

消えかけた火に再び勢いを与えるような

滞った水の流れを清流で押し流すような

より能動的なもの。

 

日ごとに春めくこの頃、

多くの始まりや出会いの待つ季節に向かって、

ぐっと一歩を踏み出したい時です。

皆さんもブラックペッパーを燻らせて、

心の着火剤としてみてはいかがでしょうか。

 

参考文献:アロマテラピー検定公式テキスト

 

★「アロマブログ」は第3、第4水曜日に配信予定です★

★太陽堂では皆さまのご意見・ご感想をいただけると大変ありがたいです★

↓ご意見ご感想はメールでコチラまで↓

info@taiyo-dou.com


お気軽にお問い合わせください

03-3936-0808

受付時間 9:30〜18:30(日曜定休)


練馬区の訪問マッサージ太陽堂

住所:
〒179-0083
東京都練馬区平和台3-22-19

電話(FAX):
03-3936-0808 (03-3936-0809)

メール:
info@taiyo-dou.com