アロマテラピー ブログ㊳【精油:ベチバー】| 東京都練馬区 太陽堂

FROM 松井

練馬区 平和台の治療院より、、

 

梅雨入りが間近に迫っていますが、最近の東京・練馬は、晴れの日には最高気温が30度に届きそうな日も増えてきました。

日焼け防止に長袖の羽織を持ち歩いたり、サングラスもかけたくなる今日この頃です。

 

さて、今週はベチバーという精油をご紹介します。

 

ベチバー(別名:カスカスガヤ)というイネ科の植物の『根』から抽出される精油です。

インドネシアのジャワ島などでは、この根で織物を作り、

団扇や敷物、ブラインドなどにして暑さ対策虫よけ対策に役立てられてきたそうです。

ちなみに下の写真はベチバーの葉の部分を使って屋根を作る様子です。

根の部分も葉の部分も人々の生活に役立てられてきたんですね。

精油としては、心を落ち着かせ、安定させる効果に優れるほか、芳香成分の揮発スピードが遅い特徴を生かして『香水の保留剤(香りの持続性を高める目的で使われる素材)』としても役立てられています。

 

【ベチバー:概要】

学名:Chrysopogon zizanioides(クリソポゴン・ジザニオイデス)

別名:カスカスガヤ

科名:イネ科

産地:インドネシア、スリランカ、ハイチ、マダガスカル

抽出法・部位:水蒸気蒸留法/根

作用:鬱滞除去、強壮、抗うつ、抗ウイルス、抗炎症、催淫、細胞成長促進、殺菌、殺真菌、消毒、鎮痙、鎮静、免疫賦活

成分:セスキテルペンアルコール類(ベチベロール)、ケトン類(ベチボン)

使用上の注意:妊娠初期や乳幼児への使用は避ける。香りがとても強いため、手や衣服に精油がつくと香りが落ちにくい。

香り:スモーキーな木や土を思わせる重厚感のある香り

相性のよい精油:一般的にオリエンタル系(イランイラン、サンダルウッド、パチュリなど)フローラル系(ローズ、ラベンダーなど)ハーブ系(クラリセージなど)が合うとされる。

 

このベチバーという植物、基本的に多湿を好むものの、実は

乾燥していても水没していても(←イネ科だから想像はできますね)、

気温が低くても(約4℃〜)高くても(〜約50℃)

酸性(pH4〜)でもアルカリ性(〜pH11)でも

元気でいられるそうです・・・かなり強靭です!

精油を生み出すの部分は網状に深く張ることから『土留め』にも用いられ、洪水対策地滑り対策として昔から活躍しており、現在世界的にも注目されているそうです。

 

【香りについて】

産地によって成分に差が出やすいため、香りも精油メーカーによって違いがあるようです。

私が持っている精油はインドネシア産のものですが、個人的な香りの印象として『キャンプ等で食品の燻製作りに使うウッドチップ』を思い起こさせます。

また、その落ち着きのあり長く続く香りは、パチュリ(←記事はこちら)にもやや似ています。

 

香りに『重たさ』のあるべチバーは、高級感を出したり長時間香らせたりするのに重宝するので、有名ブランドの香水にもよく使われています(前述の『保留剤』の役割ですね)。

皆さんがお持ちの香水にも、このベチバーが配合されているかもしれません!

 

なお、ベチバ―の和名は『カスカスガヤ』ですが、この言葉の由来はインドでのベチバーの名称”Khus(カスまたはクスと発音)”という語で、『香り高い根』という意味があるそうです。

精油もよいですが、ベチバーの根そのものの香りを一度は嗅いでみたいものです!

【効果】

根から抽出される精油ですので、やや独特な香りではありますが、現代のストレス社会でがんばる皆さんを応援してくれる効果がたくさん見込めます。そのほかハウスキーピングにも役立ちます!

 

心への働き:

含有成分のベチベロールには鎮静効果・強壮効果があります。

そのため、たとえば過度に緊張したりストレスにさらされたりした時に、高ぶった神経を落ち着かせ、心を強くしてくれます。

人前でプレゼンテーションする時などに利用するとよいでしょう。

ヒステリックになったり情緒不安定になったりした時や、やる気が出ない時にもおススメです。

 

無水アルコール、蒸留水と合わせてスプレーを作っておくと、思い立った時にすぐ芳香浴できます

※他の好きな精油とのブレンドがおすすめです。

☆アロマスプレーの作り方はこちらのブログでご紹介しています。

体への働き:

ベチバーの含有成分にはストレス等により自律神経が乱れた際に起こる体(臓器)の不調をととのえる作用が期待されています。

たとえば、

  • ストレスや過労で免疫力が低下してしまった時
  • ストレスや精神的なショックで胃の不調(消化不良)が生じた時

に精油をキャリアオイルに混ぜて身体をマッサージしてあげるとよいでしょう。

また血液循環をよくし、筋肉痛や関節炎を和らげる作用があるので、リウマチの症状に対してもベチバーを用いたマッサージがおすすめです。

肌への働き:

ベチバーの持つ抗炎症作用ニキビやかゆみ、肌荒れの症状の改善に効果が見込めます。特にオイリー肌の方におすすめです。ちょっと本格的ですが、みつろう・キャリアオイルと合わせてクリームを作るとスキンケアに取り入れやすいです。

精油を使ったクリームの作り方

  1. 材料は3つ・・・①みつろう ②キャリアオイル(お好みのもの) ③精油(今回はベチバーとお好みのもの ※各精油の特徴・注意事項を確認しましょう。不明な点がある場合は専門家に尋ねましょう!)
  2. みつろうとキャリアオイルをガラスや陶器などの容器に入れる・・・みつろう:オイルの割合は、1:5~14 程度。オイルが多いほど柔らかいクリームになる。素肌に塗るなら柔らかめ、ネイルケアやリップクリーム代わりの利用なら硬めがおすすめ。
  3. 容器ごと湯煎。みつろうが溶けたらよく混ぜる。
  4. よく混ざったら容器を取り出し、粗熱をとる
  5. 全体量の1%の精油を加え、よく混ぜてから冷ます。

※ 防腐剤無添加なので、1か月を目安に使い切りましょう!

 

【ハウスキーピングに】

冒頭でベチバーの根や葉が住まいの道具に用いられてきたことを述べましたが、ある研究結果で、

『ベチバー精油がゴキブリを寄せ付けない(忌避)効果を示した』という報告があります。

また、ダニにもある程度の忌避効果が認められたそうです。

ベチバー産地に暮らす人々は、そのような虫よけ効果を経験的に知っていて、日常生活に活用されてきたのでしょう。

日本に住む私たちがベチバーの根っこそのものを取り寄せて暮らしに取り入れるのは難しいですが、精油を使えばベチバーの恩恵を簡単に♪得ることができます。

たとえばアロマスプレーを作って室内のファブリックに定期的に噴射したり、ベチバー精油を落としたアロマストーンをキッチンに置いてみたりしてはいかがでしょうか♪

※ファブリックへのスプレー噴射の場合は精油が皮膚に直接触れにくいので、精油濃度が1%を超えても問題ありません。しかし、スプレーの跡が残る可能性があるので、目立たない場所で試してから実際にお使いくださいね。

 

【最後に】

いかがでしたか?

個性的な香りを放つベチバ―。

梅雨の季節が近づいていますが、『天気が悪くてジメジメして気合が入らない⤵』というときにもおすすめの精油です。

香りが強く持続性があるので、衣服などにつくと匂いが取れづらいという面もあります。

精油の特性を理解し、上手に使ってみて下さいね♪

 

参考文献:

・アロマテラピー検定 公式テキスト1級・2級(世界文化社)

・これ一冊できちんとわかるアロマテラピー 梅原亜也子 著(毎日コミュニケーションズ)

・アロマテラピー・バイブル 塩屋紹子 監修(成美堂出版)

・ビジュアルガイド精油の化学 長島司 著(フレグランスジャーナル社)

 

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