むくみのブログ④ そのむくみ、そのままで大丈夫？【むくみの原因 その2】
FROM 嵯峨野 都
平和台の治療院より、、
前回はむくみのブログ③【むくみの原因 その1】にて、とくに大きな疾患が原因でないむくみ・健康な人でもなりうるむくみを中心に 取り上げてまいりました。
今回の【むくみの原因 その2】では、何らかの疾患やそれに関連するものが原因で起こるむくみについて 取り上げてまいります。
【原因⑦】下肢静脈瘤
足の血管がコブのように浮き出たり、蜘蛛の巣状の血管が皮膚から透けて見える「下肢静脈瘤」は、足を流れる静脈の血液が停滞して起こります。主に女性に多くみられますが、遺伝性の要素が大きいようです。血流が悪く水分が滞るので、むくみも生じます。
むくむ部位
足。
対処法
弾性着衣の使用、 静脈瘤がひどい場合は手術を行います。専門医への受診をおすすめします。
【原因⑧】内臓疾患によるむくみ
むくむ部位
足をはじめ、顔や全身。
対処法
まず、疾患の治療です。 何をしても病んだ内臓が良くならなければ、むくみも改善してゆきません。
【原因⑨】服用中の薬や抗がん剤によるむくみ
服用している薬剤や抗がん剤の副作用で むくみが生じる場合があります。
むくむ部位
足をはじめ、顔や全身。
対処法
【原因⑩】栄養状態（タンパク質の不足）の不良
大病や抗がん剤治療による食欲の減退、 食の細い高齢者にも見られます。体内のタンパク質濃度が低下していることが原因で、「低蛋白（低栄養）性浮腫」と言われます。
むくむ部位
足をはじめ、顔や全身。
対処法
【原因⑪】がんの再発・終末期
リンパ管へのがん転移や、全身状態の悪化によりむくみが生じます。
むくむ部位
足をはじめ、顔や全身。
対処法
【原因⑫】下肢静脈血栓・塞栓症
飛行機搭乗時などに、 何時間も座って動けない状態から 急に動くと発症することから、「エコノミークラス症候群」とも言われています。 東日本大震災など、 震災後の避難生活の中でも 問題になりましたね。
むくむ部位
足をはじめ、顔や全身。
対処法
自己判断せず、すみやかに医師に相談しましょう。
【原因⑬】外傷やじんましんなどによるむくみ
けがによる外傷や炎症、 じんましんなどでも その部位周辺にむくみが生じます。 これは多くが一過性で、 傷が症状が治まるにつれ消えていきます。
むくむ部位
足をはじめ、顔や全身。
対処法
一次的なものではありますが、自己判断せずに受診されることをおすすめします。
【原因⑭】リンパ浮腫
最近は一般の方にも 認知されてきた「二次性（続発性）リンパ浮腫」
むくむ部位
切除あるいは転移したリンパ節がある側の、腕や足、下腹部、顔面。
対処法
弾性着衣やリンパドレナージなど複合的治療が必要です。まずは専門医に相談しましょう。
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・・・・以上、 ざっと上げてまいりましたが、 このように、むくみの原因はさまざまです。
併せて対処法もご紹介しましたが、原因によって組み合わせたり、使い分ける事が大切です。 また、正しい使用方法をきちんと理解できていないと、逆にむくみが悪化することもあります。
次回は、 むくみへの対処法について、 詳しく解説してまいります！
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