むくみのブログ⑤ 正しいむくみの対処法【挙上】

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FROM 嵯峨野 都 平和台の治療院より、、  

 

前回はむくみの原因について取り上げてまいりました。ご自身に心当たりのあるむくみの原因はみつかりましたか?

さて、ここからは皆さんが一番知りたいむくみの対処法についてご紹介してまいります!方法はいくつかあります・・・が!やり方が間違ってるケース、ものすごーく多いです!

「良いと言われてやってみたが効果が出ない・・・」とか、 「やったら逆に悪化した!」 なんて話もよく聞きますが、実際にどのように、何を使っていたかなど確認してみると、

「それ、やり方が間違ってます・・・」 

というケースが目につきます。今あなたが行っているむくみ対処法、本当に正しくできていますか⁈

 

まず、今回ご紹介するむくみ対処法は むくみ対策基本中の基本! 「挙上」です。

挙上・・・つまり、「むくんだ部位を高く上げる」こと。 すごーく地味で単純な対処法ですが、これが 一番てっとり早く効果を出せる方法です。

 

むくみの原因となる水分は、血管の壁からにじみ出た血液の一部です。 これを組織液といいます。組織液は全身の細胞を栄養したあと、また血液と合流して心臓へと戻ります。

でも、地球には重力があるので、足などの心臓より低い位置を流れる組織液は、重力に逆らって心臓へと戻らねばならず、滞りがち・・・だから、足は一番むくみやすい部位なのです。

 

ならば単純に、 むくんでいる部位を心臓の位置より高くすれば、むくみは引きやすくなります。むくんだ足を心臓より高い位置にもってくるのは・・・ 寝る時もしくは ソファなどにゴロっと横になる時 ・・・でしょうか。

というわけで、一日たまった足のむくみは、 就寝時にむくんだ部位を高くする事で解消しましょう。

 

このように、とっても簡単な対処法である「挙上」。 だけど皆さん、あまりやってないですね・・・ お話を聞くと、「足を高くすると寝心地が悪くて」 とか、「やってみたけどあまり効果がない」 なんて話を聞きます。

でも、 就寝時の挙上をどのようにしているかよくよく確認してみると、 実に単純な理由でうまくいっていないケースが多いです。    

 

【よくある「挙上」の失敗例①】足周りだけ高くしている。

よくあるケースが、小さめのクッションを重ねたり座布団を丸めたりして、その上に足を乗せているケースです。心当たりありませんか・・⁈

これでは、 寝返りをうった時に足が落ちたり、 クッションを蹴飛ばしてしまいます。

 

【よくある「挙上」の失敗例②】膝下に座布団などを丸めて敷いている。

これでは膝が一番高い位置にあるので、 膝から下の部位のむくみがとれません。  

 

【よくある「挙上」の失敗例③】足の下に隙間ができている。

「足を上げて寝るとなんだか疲れる・・・」 それは足と布団の間に 隙間ができて浮いているから。 これでは足の力が抜けきらないので 疲れてしまいます。  

 

【よくある「挙上」の失敗例④】足を高く上げ過ぎている。  

この写真は大げさですが・・・ よかれと思って、足を思い切り高くして寝ているという方もいます。 でもそれでは寝返りもうちにくく、辛くなってしまい長続きしませんよ。  

 

就寝時の足の正しい挙上の方法とは


極端に高く上げる必要はありません。 1番高いかかとを置く部分は 座布団2~3枚分程度の高さくらい。 膝にかけて隙間がないように緩やかな傾斜のある 「挙上」のための段差を作ります。

敷布団と同じくらい幅のあるタオルケットや布団、大きめの座布団などを重ねて作るとよいでしょう。

敷布団の下に入れ込んでしまえば、寝返りを打っても、ずれたり蹴飛ばしてしまう心配もありません。

内臓疾患など何らかの疾患が原因で起こるむくみによっては、挙上しても思ったほど引かない場合もあります。ですが簡単にできて効果も出やすいので、まずは正しい方法で「挙上」を試してみてください!

 

次回も、むくみの対処法をご紹介いたします!      

 

 

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