むくみのブログ⑩ リンパ浮腫とは?その2

folderむくみlabelむくみ浮腫リンパ浮腫

平和台の治療院より、、

 

さて、今回は前回のむくみのブログ⑨に続く「リンパ浮腫とは?その2」です!

これまで多くのリンパ浮腫の患者様にお会いしてまいりましたが、その中で、よく聞かれる思い違いや、患者様自身が良かれと思って行っていたことが逆効果だったりする事例を、度々目にしてまいりました。

今回は、そういったよくありがちな事例をまとめて挙げてまいります。これを機にリンパ浮腫に関する正しい知識を深めて頂けると有難いです♪    

 

・むくみのすべてが「リンパ浮腫」ではありません。

前回でも述べましたが、 リンパ浮腫ではないのに「リンパ浮腫」と診断されることがあります。リンパ浮腫は近年ようやく広く認知されるようになりましたが、20年ほど前までは今ほどあまり知られておらず、それが今も尾を引いているためでしょう。

リンパ浮腫の9割がん治療により発症します。発症するのはがん患者さんの一部ですが、がん罹患者が増加している現状、今後もリンパ浮腫を発症する方は増えてゆくと言われています。そしてリンパ浮腫は発症すると完治は難しく、一生付き合ってゆく症状です。 「通常のむくみ」と「リンパ浮腫」とでは、むくむ仕組みも、治療の仕方も異なってきます。 自身のむくみが本当にリンパ浮腫なのか?正しく理解しておきましょう。

リンパ浮腫を発症する原因については 「むくみのブログ⑨リンパ浮腫とは?その1」をご覧ください。

 

・リンパ浮腫は、すぐに発症するとは限りません。

「リンパ浮腫」が知られるようになるにつれ、まだむくみが出ていない段階から「リンパ浮腫なのではないか」と心配される方が増えました。

 

リンパ浮腫は、主にがん術後に発症することが多いですが、術後まもなくリンパ浮腫を発症する方もいれば、数年~十数年後に発症する方もいます。多くの方がまったく発症しないまま一生を終えることでしょう。

リンパ浮腫を発症するのではないかという不安から、予防のためにとマッサージを行ったり、浮腫を押さえるための弾性着衣を使用している方もいるようです。でもそれが現段階ではまだ必要ない場合もありますし、リンパ浮腫の予防ができるわけではありません。

手術直後は、 手術の影響で一時的にむくみが生じることがあります。 気になる時は慌てず、 主治医やリンパ浮腫専門医へ相談されることをおススメします。

 

・リンパ浮腫は急激にはむくみません。

リンパ浮腫は、 発症してすぐ大きくむくむ事はありません。 ネットや専門書などで掲載されている写真を見て「自分もこうなるのでは?」と不安になる方がいらっしゃいます。ですが、大きくむくんだ写真多くは何年も経過して形成されたむくみだったり、炎症を起こして急激にむくんだものがほとんどです。

リンパ浮腫は炎症を起こすことがあります。(炎症状態が悪化したものを蜂窩織炎といいます)

リンパ節は本来、 体内に侵入した病原菌を捕まえ、体内での増殖を抑える働きをしています。しかし、リンパ浮腫の方はその機能が落ちているので、侵入した菌が体内に侵入して留まりやすく、むくみが滞って流れにくい部位で細菌はどんどん増殖し、炎症が起きてしまいます。

 

炎症が起こると、 皮膚の赤みや発疹、熱感や痛み、 ひどくなると発熱も起こします。むくみも急激に悪化します。

「むくみが急に強くなったので一生懸命揉んでいた (強めのマッサージを受けた)」とか、「お風呂で温めた」という方がいます。これらは全て、症状を悪化させる典型例です。炎症が起こっている場合は 以下の処置・対応を行います。

・抗生剤での治療 

・冷却 

・マッサージの中止(マッサージで一時的に良くなったとしても、血流が良くなることで、ますますむくんでしまいます)

 

  急激にむくんで、なんだか赤い・・肌も熱があるような・・このような異変を感じたら、医療機関へ受診してください。リンパ浮腫の方が炎症を起こした場合、早い段階で処置できれば治りも早いのですが、処置が遅れると完治するまで数か月かかる場合もあります。

また、リンパ浮腫の方が一度炎症を経験すると、その後も炎症を繰り返し発症する傾向があります炎症は一般的に、傷口から侵入した細菌が原因で起きることが多いのですが、 リンパ浮腫の場合の繰り返す炎症は、免疫力が落ちた時再発することがあります。

炎症を繰り返すたび、さらなるむくみの悪化につながります。できるだけ炎症は起こさず、安定した状態を維持し続けることが大切です。むくみのある部位は新陳代謝が悪く、肌荒れを起こしやすいので、保湿クリームなどでスキンケアし、いつも清潔な状態に保ちましょう。

   

・圧迫圧の弱い弾性着衣を使用していませんか?

「むくみのブログ⑥ 正しいむくみの対処法【圧迫】その1」でも書きましたが、リンパ浮腫、特に足の方が使用する弾性着衣は圧迫圧がとても強いものになります。

 

  でも、リンパ浮腫に適した圧を知らずに、圧の弱いストッキングを履いている方がいらっしゃいます。きつくて履くのがかなり大変なので、あえて弱い圧を着用される方もいらっしゃいますが、むくみをしっかり改善したいなら、リンパ浮腫に適した圧の弾性着衣を使用することをお勧めします。正しい着用の仕方をしっかり身に付け、コツを掴めば上手に履くことができるようになりますよ。

 

 

 

★「むくみのブログ」は全12回★

★LINE公式やってます★

◉リンパ浮腫についての無料相談 ◉ルート治療についての質問やご予約

ぜひご登録ください!

↓以下ボタンをタッチすると登録できます↓

友だち追加